ぺんぺん草日記 hasumi.exblog.jp

久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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10月19日 仲良しクラブ

常連さんたちで賑わったビリヤード場最後の日。
日付が変わる頃、Yさんが「撞こうか」と言うので驚いた。Yさんは、ビリヤード場の店長も経験している上級者だ。ずいぶん前にワンセットだけ撞いてもらい「センターショットをハーフで練習したら?」とさらりと言われたことがある。いったいどういう風の吹き回し?
わたしは緊張するとおしゃべりになる。Yさんは、一言もしゃべらない。「しずかですね」と言うと、にこりともせず「いつもそうだよ」と言う。チャンスは何度かあったような気がするが、わたしは一度もものにできなかった。
撞き終わると、Yさんは静かに言った。「仲良しこよしで楽しくやりたいならいい。そうじゃないなら、しゃべっちゃだめ」
顔がカーッと熱くなった。
「前にハーフのセンターショットをやれって言ったよね?あれから何してたの」
「どんな球が撞きたいの」「弱いから、当たる前にずれるんだ」Yさんは気持ちいい音をたてて、次々ポケットしていく。
「どの距離からでも手玉が止められるようになったら、また呼んでね~」
そういって、Yさんは帰っていった。

※センターショット:的球をセンタースポットに、手球を対角線上に置き、まっすぐポケットに向けて撞くショット。ハーフのセンターショットはフットスポットに的玉を置き半分の距離にしたもの。
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Commented by barry_lions at 2004-10-20 13:35
ビリヤードは、対戦型のスポーツ(ゲーム)ながら、実際にプレイするのは独りという不思議な競技。
だから、おしゃべりになるとか、無口になるとかよりも、自分の番になった時に、どれだけテーブルを自分の色に染めることが出来るか?が大切だと思っています。
Yさんは、上級者らしく自分のスタイルを持っているタイプの人みたいですね。
hasumi-kunoさんの「おしゃべりになる=集中出来る」ではなく「おしゃべりになる=緊張の誤魔化し」がバレちゃったんですかね?

ピタ止めセンターショット。
やっぱり一番大切な練習方法ですよね。
ちなみに、59でセンターショットが回ってきたら、トバす時自信あります>自分(汗!)。
まだ、点球をカットでサイドの方が気が楽です(笑)。

また、ビリヤードのお話、聞かせて下さいね。
Commented by hasumi-kuno at 2004-10-20 20:24
barry_lionsさん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
わたしは三年近くビリヤード場でバイトしてたのに、いまだにひねりも使えない万年初心者です。勤めていたビリヤード場は、去年、DVD屋になってしまいました。この話は、ビリヤード場が閉店した日のできごとです。

ビリヤードは、本当に人それぞれですよね。ひっきりなしに冗談を飛ばしながらしっかり入れる人もいれば、しずかに考えながら撞く人も。Yさんにはごまかしも練習不足もバレバレだったようです。

59は、ジャパンナインボールのことなんですね。こっちのビリヤード場では「ジャパン」といっていて、「ごっく」という呼び方ははじめて知りました。ジャパンならカットでサイドのほうが、そりゃもうカッコイイと思いますー。(^^)
by hasumi-kuno | 2004-10-19 21:48 | 日記 | Comments(1)