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久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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11月13日 名古屋日帰りツアー

早朝5時9分の特急に乗り、瀬戸大橋を渡り、新幹線で名古屋へ。
シキちゃんこと千坂麻緒さんと、短歌の話ばかりしていた。
まず松坂屋の「あつた蓬莱亭」へ。はじめて食べたひつまぶしは感動的なうまさだった。

プロムナード現代短歌。
カルチャーに参加されている人達とインターネット短歌になじんでいる人達の温度差は歴然としていた。はたして熱は伝わったのだろうか。わたしにとっては大切なヒントがたくさんあったのだが。

○展示 コラボレーション作品 
 ・早坂類さん&入交佐妃さん
 ・テノヒラタンカ
 ・佐藤りえさん 『13:27:00』
 ※佐藤さんの作品は題詠マラソン2004参加作品と写真のコラボレーション。
 ホームページの Libralyで見ることができます。こちら  おすすめです。

○PART1 鼎談「インターネットと現代短歌」
 栗木京子さん、藤原龍一郎さん、荻原裕幸さん

まず栗木さんが『題詠マラソン2003』の歌に対して厳しい意見を述べられた。例として「サナトリウム」という題の歌に療養歌人をふまえたものがほとんどないことをあげ、短歌的な知識や常識から切り離されていると指摘。藤原さんは、個々の歌の質ではなく、ネットの機能をいかした企画自体の価値を主張。「習作ノートを見せ合いながら100首を詠むなどネット以外では不可能」と、その具体的な活用法を示された。荻原さんは、ネットや同人誌は選歌のない発表媒体であり、従来の価値観とは異なる作品が出現する可能性があると主張。藤原さんは「駄目なものは駄目と言ってやらねば」といい、白熱した論議だった。

○PART2 鼎談「コラボレーションと現代短歌」
 加藤治郎さん、佐藤真由美さん、天野慶さん

それぞれの経験談から実際どのようにコラボレーションが行われたかを知ることができ、興味深い鼎談だった。天野さんの話と作品からは短歌への愛情が伝わってきた。かわいらしい本を作り上げたとき、手にとってもらえたときの気持ちはどんなだったろう。佐藤さんの話からは、ビジネスとしての側面を知ることができたが、フィールドの違いも感じた。

○PART3 朗読実演と鼎談
 東直子さんの朗読
 正岡豊さん&飛永京さん 短歌朗読とピアノによるセッション

東直子さんは『愛を想う』を朗読。プリントされた文字は追わず、集中して聴く。押さえた声とシンプルなテキストがとてもよく合っていた。

正岡豊さん&飛永京さん。最初の朗読は荒川洋治氏の詩だった。言葉とピアノの両方を聴こうとしたら頭がついていかず、どちらもよくわからないまま終わる。2番目はカーペンターズに乗せて荻原裕幸さんの『法螺者気質』を朗読。時代の匂いを感じさせ、とても面白かった。3番目はビートルズと正岡さん自身の作品『春の国から』。1周まわったロマンティストの肉声に打たれる。ひとすじなわではいかないコンビの誕生に拍手!

そのあとの、穂村弘さん、東直子さん、正岡豊さんによる鼎談は時間の都合でさらっと流した感じになったが、生の朗読が伝えたものは大きいと思う。

たくさんの人にお目にかかって、話して、さわって、素晴らしい一日だった。
ありがとう、名古屋。
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by hasumi-kuno | 2004-11-14 02:38 | 日記