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久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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「100年後の啄木」

歌の仲間がみんな偉くみえる今日この頃。
そんなときだからこそ行くべきではなかろうか、と、
6月10日の日曜日、京都日帰りツアーを強行。

JRの阪神往復切符は大阪駅までのもの。
行きはそのまま新幹線で京都駅まで乗り越し、タクシーで会場へ。
タクシーの運転手さんが女性で話がはずむ。
「タクシーに乗るようになってまだ一年ほど。楽しくてしょうがないんです。
お客様とはまさに一期一会ですから」と言う。
「もし時間があるなら、会場の近くに壬生寺がありますよ」と教えてくれた。
「途中にきんつば屋さんが二軒あるから、
くれぐれも小さい汚いほうのお店で買ってくださいね」
と念を押されて降りる。

突然の京都行きだったが、
ありがたいことに木更津啓さんがランチにつきあってくれることに。
まだ時間も早かったので、一緒に壬生寺をひやかし、
言われたとおり、小さくて汚いほうの店できんつばを購入。
(注:この店が汚いわけではなく、もう一軒がとてもきれいなのだった)
ほのぼのしたお店の名前は「幸福堂」という。

啓さんに連れて行ってもらったお店が、これまた、かなりユニーク。
店の前にはロボットがいるし、中は居酒屋だか喫茶店だかわからない雰囲気だし。
でも、やさしそうなおじさんとおばさんが、にっこり笑って出迎えてくれる。
私はオムライスのクリームコロッケ添えを注文。
「ボリューム、すごいですよ」と事前に聞いていたにもかかわらず
でてきた皿を見て思わず笑ってしまった。
それでいて、味はちゃんとした洋食屋さんのレベルだから驚く。
啓さんの頼んだとんかつも一切れいただいたけど
かなり厚みがあるのに、とってもジューシー。
生ビールの小はふつうの中ジョッキだし(すみません、飲みました)
「だいこんのはな」といいます。

さて、忘れちゃいけない京都行きの目的、現代歌人集会の春季大会。
テーマは「100年後の啄木」であります。
大辻隆弘さんの基調講演は、啄木の歌の転換期と奇跡の三週間について。
続く関川夏央さんの講演のキーワードは「多重債務者」(笑)
歌人とは違う、歴史や経済からのアプローチとプロの話術を堪能した。
休憩を挟んで、パネルディスカッション。
パネラーそれぞれの主張が明確でありながら平行線にならず
聞いていてとても面白かった。
進行の島田幸典さん、パネラーの岩尾淳子さん、松村正直さん、斉藤斎藤さん
みなさんさすがです。
前日あまり眠れなかったのに、最初から最後までまったく眠くならず、大満足。
さらに林和清さんのまとめにうっとり聞きほれる。

帰りは中・四国組にくっついていれば安心…と思いきや
唐津いづみさんとやすたけまりさんは京都駅へ
山吹明日香さんは私鉄を乗り継いで大阪駅へ行くと言う。
えーと、わたしどうすれば…。
「久野さんは大阪へ行ってください。ビール2杯分うきますから」と唐津さん。
言われたとおり、大阪駅でアンティーク着物がよくお似合いの山吹さん(は、ソフトドリンクだったけど)とビール。
アタフタと新幹線に駆け込むと、京都駅から乗っていた唐津さんが
すでに自由席を2席、確保してくれていた(京都のお土産までいただき、ただただ感動)
その後も唐津さんのおかげで迷うことなく海を越え、無事帰宅。
みなさま、本当にありがとうございましたm(_ _)m

あの男ろくでなしやなと思いつつ京の都に買う甘きもの  久野はすみ
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by hasumi-kuno | 2012-06-24 11:33 | 短歌