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久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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6月9日 開放区第70号

風間祥さんから開放区が届いた。望月祥世さん(本名なんですよね!)として連作「花詞集」を発表されている。花詞から喚起されるイメージを自由奔放に詠った魅力的な50首。

羊歯族の裏白の蔭、無限大 水を湛えて澄む羊歯の森/望月祥世
桃色のアルメリア咲く海近くお日様のどんな心遣いで
「愛の通夜」いったいどうしてそんなことに 茉莉花(ジャスミン)の花祭り

祥さんの歌のフレーズが好きだ。
イメージと韻律の波に身をまかせる快楽。
「裏白の蔭、無限大」「お日様のどんな心遣いで」「いったいどうしてそんなことに」 いったいどうしてそんなフレーズが!
だが、「羊歯族」「羊歯の森」の繰り返しはどうか。
「桃色のアルメリア咲く海近く」はちょっと大雑把ではないか。
山田消児さんが前号評で
「未完成の硝子細工のような危うさ」と書いてらしてうなずく。
たぶん、祥さんは「完成」ということに興味がないんだと思う。
潔いといえば潔い。でも、ちょっともったいないような。
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by hasumi-kuno | 2004-06-10 21:47 | 日記