ぺんぺん草日記 hasumi.exblog.jp

久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
プロフィールを見る
画像一覧

6月17日 一回でいいわたしなり

搭の水島修さんの日記に口語短歌についての記述があり、興味深く読む。

わたしの場合、スタートが口語だった。「今」の言葉でうたうことだけをずっと考えてきた。短歌を一握りの愛好家のものにしておくなんて、もったいないじゃないか、と思っていた。口語による韻律の難しさも、逆にやる気を起こさせた。
だが、最近、少し考えが変わりつつある。「短歌が短歌くさくてどこが悪い」という気持ちがわかるようになってきたのだ。キザでいいじゃないか。文語を使うと「決まる」。これを否定してしまうのは、それこそもったいないじゃないか。

そして、やすやすと文語を自分の文体に取り込んでしまう人の存在。この「なり」を口語にはできない。

一回でいいわたしなり 世界地図 木の根のように地球をつかみ/盛田志保子

口語だろうが文語だろうが、読むのは一握りのひとたちだ。諦めではない。一握りの大切なひとたちのために、わたし自身のために、ひとつひとつ確かめながらうたっていきたい。
[PR]
by hasumi-kuno | 2004-06-17 22:16 | 日記 | Comments(0)