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久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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カテゴリ:短歌( 17 )

短歌関係の宿題が終わらなくて1日じたばた。
なんとか八割がた終わったので、夕方、歌会へ。

5人の参加者で、5首をじっくり批評。
秋川さんの異様なテンションのおかげで
とても楽しかった。(思い出し笑い)

震災の歌がほとんどだったが
それぞれの歌柄がいつも以上にはっきり表れていて
ちょっと驚く。

片上さんはストレートに怒りを。
光一郎さんは鮮烈なイメージを。
秋川さんはふと感じた孤独を。

曽根さんの歌には参った。
考えたこともない大胆な発想、大胆な破調。
今はそういう歌しかできないのだとおっしゃる。
定型におさまりきらないものが
うちがわに定型をはらんで立ち上がってくる。
この80代の歌人は、すごい。

じつは今回から歌会のメンバーがひとり減った。
ほんとうに残念だが、しかたがない。
新しい人が入ってくれるといいんだけどなあ。
求む、愛媛の若男子。若くない人も女子も大歓迎。

若い女性といえば、最近このブログがお気に入り。
この人もすごい。
http://sky.konosaki.raindrop.jp/

さて、本日の久野の歌は4票でした。わーい。

筋なべてやわらかくなれ花ひらくひる弁当の蕗のさみどり 
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by hasumi-kuno | 2011-04-12 06:55 | 短歌 | Comments(0)

レ・モグラ歌会

初心者のころからお世話になっているネット歌会のメンバーの歌会があって
11月20・21日に宮崎まで行ってきた。
参加者は宮崎3人、佐賀1人、大阪1人、京都1人、愛媛2人(光一郎さんと私)。
わたしたちは初参加で、初めてお会いする人もいたけど
とてもあたたかい、いい雰囲気の歌会だった。
ひとえに主宰の足立尚彦さんの人柄だなあと思う。
足立さん、声もいいんだよなあ。 詠草を読み上げる声になんかホッとする。
足立さんと森川菜月さんにお会いするのも何年ぶりだろう。
まだうちの子が小学生くらいだったか。 お元気そうで本当に良かった。
初対面の方は歌や書き込みで想像するイメージとギャップがあったりなかったり。
光一郎さんは想像していたより20歳若くわたしは20センチ背が低いらしい。

歌会の後は、イタリアンのお店で懇親会。
イタリアンなのに、特別に郷土料理を用意してくれていた。
チキン南蛮、地鶏、宮崎牛、めひかりの天ぷら。
イタリアンなのにどれも美味しい!
その上、サプライズのウェルカムドリンクは「百年の孤独」。
高級ウイスキーのような香りと味を堪能したあとは
これまためずらしい「赤霧島」をいただく。
イタリアンなのにいたれりつくせり。
気持ちよく酔いがまわったところで、即興歌会が勃発。
みなしーんと考えこむも思い浮かばず、主宰と光一郎さんの一騎打ちに。
さらに「赤井秀和」付句で闘うふたり(謎)
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翌日は歌のイメージと性別が違う啓さんにくっついて
七五三で賑わう宮崎神宮や、平和の塔のある平和公園を観光。
はにわ園でいろいろ衝撃を受ける。陽気な農夫とか。
もう本当に、贅沢すぎる旅だった。7時間かけて行ったかいがありました。
お世話になったみなさま、ありがとうございました。

オルゴール。ミミナガヤギの耳の奥深くあるらん君のやさしさ/足立尚彦(あだちたかひこ)
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by hasumi-kuno | 2010-12-12 11:12 | 短歌 | Comments(0)

松山歌会の日

土曜日は松山歌会だった。
杉田さんと秋川さんがいらしてくださったので8人の参加。
ひさしぶりに賑やかでうれしい。

詠草を一読、1首目のあまりのブッ飛び方に思わずふきだす。
気を取り直して2首目は「はやぶさ」の歌。これは、いい。くやしいなあ。
他、ひとひねりある歌、ひとくせある歌、 純情な歌、純情を装った歌など。

松山歌会は主宰のいない歌会だ。
参加者の所属結社は未来が多いが、曽根さんは短歌人、片上先生は無所属。
批評に共通の指針があるわけではない。
1首目の歌に「これをとるのはわたしぐらいだろう」と思いつつ票をいれたが
開けてみると、なんと3票入っていた。
しかし「短歌としては読めなかった」という人もいて
そのギャップは永遠に埋まらないだろう。
「短歌とは何か」について共通の認識がないまま
たった一文字の助詞について、真剣に議論がなされるおかしな世界。
いとおしい。

ちなみに、ブッ飛び歌は秋川さん、はやぶさの歌は曽根さん。
曽根さんの歌世界にはまりそう。

歌会の後は象三にて食事。
レバ刺しのレバーを専務のために特別に串焼きにしてもらう。
専務のためといいつつ曽根さん以外全員便乗(ひとり1本、専務は3本)
なぜかお家モードの米ちゃんに突っ込んだり
杉田さんのコケティッシュな微笑みにくらっときたり。
前日が会社の飲み会で連チャンだったので、二次会は行かずに失礼する。

松山歌会に出した歌。
なんかビミョーな出来なので出してみたら、票も3票と、やっぱりビミョー。

ふくざつにすじなす雲をかきわけて天空カメラとなりたき日暮  久野はすみ
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by hasumi-kuno | 2010-07-05 02:38 | 短歌 | Comments(0)

松山歌会(5月15日)

先週の土曜日は松山歌会だった。
前回も、前々回も出席できていないので
ずいぶんひさしぶりの参加である。

参加者6名、歌6首。
レギュラーメンバーばかりだと
おおむね作者の見当がついてしまうのが難。

わたしの歌は結句のつきすぎを指摘される。
専務(ほんとは社長)には
二句までで充分、あとはいらないといわれる(ひいぃ)。
片上さんの「あなたの子を孕みたいってはっきり言え」発言が
永遠の少女・曽根さんを困惑させてしまう。

終了後は、ひさびさのイタリアンで食べまくり。
「何が早いですか?」と熱心に聞くわたしたち。
どんだけ飢えているのか。
どの料理も美味しく、デザートまで食べたのにめちゃめちゃ安い。
アマーレばんざい!

歌会に出した歌はじつは女同士の歌でした(汗)
なんかすみません。

帆となってあなたの風を孕むのはきらいではない滑り出す船
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by hasumi-kuno | 2010-05-22 21:46 | 短歌 | Comments(0)

松山歌会

26日は松山歌会だった。
わたしは9月の半ば頃から調子が悪く
歌を作ろうとすると頭の中がまっしろに。
光一郎さんに「ずる休みしてもいいですか?」とメールするも
むろん「だめです」と言われ、仕方なくしぼりだす。

昼間は次男の運動会でずっと外にいたため
かなりぐったりした状態で歌会に参加。
歌は8首、参加者は7人だった。
新しい韻律に果敢にチャレンジする専務や
ユニークな秋川さんの歌を押さえて、最高点は米ちゃんの歌。
しぼりたての歌は
「何も考えてない感じの下の句が良かった」と言われる。
ビンゴ(苦笑)。

歌壇賞にもエントリーできず9月が終わってしまった。

松山歌会に出した久野の歌。
砂漠です。

瘤のない駱駝のごとく渇く夜の三日月はるか金星はるか
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by hasumi-kuno | 2009-10-04 02:01 | 短歌 | Comments(0)

未来大阪大会

8月29、30日は、未来大阪大会でした。

このたびの感想。
1.大阪はこわくない
2.串カツと串揚げはちがう

実行委員のみなさま、参加者のみなさま
ありがとうございました。
めっちゃ楽しかった!

大会が終わると
ああ、夏が終わったなあと思うのです。
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by hasumi-kuno | 2009-09-06 20:39 | 短歌 | Comments(0)
此の中に在るものはただ単に愛といいます それ以外無い
                               
                             /早坂 類
 
 まず身体が反応した。言葉が直接頭蓋骨に響いてくるようだった。繰り返し読むとぐっとこみ上げてくるものがあり、うなずくことしかできない。浄化とはこういうことかと思う。ちょっと頭を冷やして読み直すと、「此の中」「在る」「単に」「無い」という漢字の視覚的効果に気付く。これらがひらがなだったらこの歌はこれほど毅然とした姿にはならなかっただろう。中でも「此の中」という日頃使わない漢字表記はこの一首を輝かせていると思うのだが、「此の中」とはいったい何だろう。
 掲出歌は2002年刊行の早坂類第二歌集『ヘヴンリー・ブルー』の中の一首。この一冊は写真家入交佐妃との共著である。入交のモノクロ写真と早坂の言葉が、あるときはせめぎあい、あるときは寄り添い、ひりひりした世界を作り上げている。
 
この世の何にも似まいとした言葉が骨をよじのぼり歯をへし折って出ていく

生まれては死んでゆけ ばか 生まれては死に 死んでゆけ ばか
 
 先の歌も、五・五・五・七・七なのだが、この二首についてはこれを短歌と呼んでいいのだろうかと迷ってしまうほど定形から外れている。定形は短歌の大きな力であり、歌意を説明するために定形を崩すことは情けないと思う。しかし、彼女が求めているのは「この世の何にも似まいとした言葉」なのだ。そのために必要ならば大胆に足し、いらないと思えば大胆に削る。だが、どの歌も口に出して読むと五音と七音が心地良い韻律を作り上げていることがわかる。たった一字のためにリズムを崩してしまった歌より、よほど「うた」であるとわたしは思う。
 最初の歌で詠われていたのは「愛」に対する願望ではなく「それ以外無い」という宣言だった。「此の中」とはあるいは真理と呼ばれるものかもしれない。既成の短歌を切り崩し「それ以外無い」ものを求める作者の姿勢には先頭を走る者の孤独と美がある。<久野はすみ>
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by hasumi-kuno | 2004-10-17 23:39 | 短歌 | Comments(0)