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久野はすみの短歌と日記


by hasumi-kuno
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映画『奇跡』

是枝裕和監督の『花よりもなほ』が好きだ。
ヒーローのいない時代劇。
出てくるのはふつうの、どちらかというとへなちょこなやつばかり。
でも見終わった後の幸福感が格別で、つい人にすすめたくなる。

是枝監督の新作『奇跡』にでてくるのも、ふつうの、
どちらかというとなさけない大人たちばかり。
まあ、大人たちは(主役級ぞろいなのに)脇役なのだが
主役の子どもたちだって、みんないろいろ屈折している。
カメラは時にドキュメンタリーのように子どもたちの「日常」を映し出す。
なにげないやりとりが絶妙で、くすくす、時々、大笑い。
中でもまえだまえだの弟は特にいいキャラ!

意外なストーリー展開も、圧倒的な映像美もない、地味な映画。
だけどいくつかのシーンを思い返すと涙がじんわり…。
ああ、これも人にすすめたくなる映画だなあ。

ちなみに鹿児島の人は倍楽しめると思う。
夫が鹿児島出身なので、わたしは冒頭からおかしくてたまらなかった。
かるかんも出ますよ。
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by hasumi-kuno | 2011-06-20 22:08 | 映画・演劇 | Comments(0)

作っては壊す

昨日は、不純な動機で借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展へ。
ひとりでは気が引けるので
ジブリと中華映画が好きな若い友だちを誘って3時に待ち合わせ。
「夕方がねらい目」という話(美術館HP)だったが
みんなねらってきたのか、並んでる。しかもどんどん増えている。

それでも床下めぐりは思いのほか楽しかった。
人間サイズのものとアリエッティサイズのものが混じっていて
なんだか混乱するのも楽しい。
壁に大きな切手が貼られているのだが、その消印が「松山」。
あとでネットで見ると、ご当地サービスはもう一カ所
高島屋の包装紙とセロテープがどこかにあったらしい。
見たかったなあ。残念~。

後半は種田陽平の映画美術の世界。
スケッチ画、写真、ときどき模型(所蔵三谷幸喜なんてのも)あり。
「円盗」「歌舞伎町新中心街」「守加護」「青葉屋」
「ホテルアバンティ」「ハワイアンセンター」などなど。
見てる映画は懐かしく、見てない映画は見たくなる。
「守加護」のセット、好きだな~。(つか、こんな字だったんだ、スカゴ)
そして映画ポスターコーナーで劉健一発見。(ああ不純)
最後の解説ムービーで、種田さんの映画界入りのきっかけが
寺山の「上海異人娼館」で絵を描いたことだと知る。
あの美意識の洗礼は強烈だったに違いない。

ちなみに台湾パナソニックCMの美術も美しい。
作っては壊す美。
その、まがいもののうつくしさに惹かれる。
こういうものが、言葉でつくりたいのかもしれない。
現実から離れすぎることなくできたらなあ、などと思う。

グリーン・ホーネットの特典映像でセス・ローゲン曰く
「作ったセットはブッ壊せ」。これはちょっと違うか。
でも、セットとはそういうものだ。

a0011671_11183036.jpgまだ明るいうちに
赤丹で軽く飲んで
おでん食べて
お茶して
いっぱいしゃべっても
まだ9時。
余裕で帰宅。
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by hasumi-kuno | 2011-06-12 11:20 | 日記 | Comments(0)